看護師が知っておきたい臨機応変に対応する方法

価値を組み合わせて新しいサービスを生み出す

新しいモノを生み出すときには、
価値を組み合わせるというプロセスが必要です。

 

たとえば、企業が新しい商品を開発するときも、
既存のモノ(価値)とモノ(価値)を組み合わせ、
新しい商品を生み出します。

 

医療の場では、
最近、高級ホテルで受けることができる人間ドックがあります。

 

この人間ドックは、今まで病院が提供していた予防医療と、
ホテルが提供する快適な空間を組み合わせることにより
生み出されたサービスです。

 

また、医療コンシェルジュも、
今までは病院が提供していた患者対応と
他業界で提供されている心地よい顧客対応を組み合わせて
新しい職種を生み出したものです。

 

看護の中にも、このようなことはたくさんありそうです。

 

今まで病院が提供してきた価値あるものに、
視点を変えて他業界にある価値を組み合わせることによって、
新しいサービスを生み出していくことができるでしょう。

 

ただし、価値と価値を組み合わせるときには、
ただ重ね合わせるだけでは不十分です。

 

足し算という考え方で、二つのものを並べるという発想ではなく、
化学反応を起こさせるような組み合わせが必要です。

 

組み合わせることによって新たな価値を生み出したいのですから、
今までの世の中にないモノやサービスを創り出したい!
という視点を持っておくことが大切です。

 

新しいものを生み出すときには、
(1) 知る: 問題を発見し、使えそうな情報を集める
(2) 想う: 情報を組み合わせ、仮説を立てる
(3) 創る: 仮説を実現化する
(4) 動く: わかりやすく提示し、理解者や共感者を増やす
という4ステップが必要です。

 

最も大切なのは(1)の「知る」という段階です。

 

問題を発見し、使えそうな情報を集め、
正しく問いを設定することが大切で、
何か問題を発見したときには、
目先の現象だけには捉われず、
その現象を引き起こしている真の問題を発見し、
その問題を解決することが必要です。

 

このときの、「問題」を正しく見極めることが必要です。
的が外れてしまうと、問題解決には至りません。

 

たとえば、看護師の採用ができないという問題があったとします。
そのとき、他病院では、看護部のホームページを作ったら
採用につながったという情報を得た担当者が
自分の病院には看護部のホームページがないから採用できない
という問題を設定してしまうと、
次にその担当者は、看護部のホームページを作らなければ・・・
と思い、ホームページ政策委員会を作るとおもいます。

 

ですが、この委員会のメンバーは、
看護師採用のプロではありませんし、
ホームページ業者を選定するプロでもありません。

 

採用戦略の知識の無いままに、
見た目がきれいなホームページを作ったとしても、
採用ができるということにはなりません。

 

つまり、この場合の問題は、
「ホームページがない」ということではなく、
「採用できない」という部分です。

 

ですから、なぜ採用できないかを問うことが必要だったわけです。

 

正しい問いを設定するには、
目先の現象に左右されず、問題の本質を考えることが必要です。

 

 

そうしなければ、すべてが無駄になってしまいます。